[アニメ感想] ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第6話 「彼方ノ休日・髪結イ」

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セーズにやってきてから初めての休暇に、カナタは張り切って街に出ました。

偶然にもその日は、街の中央広場で市が開かれる日。

初任給を手にあちこち見て回っていたカナタは、教会の修道女・ユミナと出会い、孤児院から抜け出した女の子・ミシオの捜索に巻き込まれていきます。

しかしそんなカナタとは別に、時告げ砦では別の事態が進行していて――。

脚本：吉野弘幸　絵コンテ：池添隆博　演出：三浦 陽　作画監督：中路景子

第1121小隊の表と裏

久々のソラヲト感想だけど、短めに。

Aパートでは第1121小隊の副業であるワインの密売を主に描き、Bパートでは同じ時系列でカナタとミシオにスポットを当てる。
こう書いてしまうと双方があまり関係のない事のように思えるが、少しずつ関係を持たせながら描いた構成は見事としか言いようがない。
カナタがナオミさんの店の窓に頭をぶつけたこと、崖が崩れてマフィアの車を潰したこと、街をさまようミチルなどをAパートでちらっと見せて、Bパートで解説を入れる。

これと似たようなやり方を最近、デュラララ！！の１、２話で見た。
デュラララ！！の場合は、同じ時系列ではあるが、伏線となる描写は少なく、異なるエピソードを追加するような形で描かれていた気がする。
どちらも面白い構成で私は好きですねー。

どうでもいいことかもしれないが、AパートとBパートの始まりが同じなのも好きです。

前回、「出荷」という言葉が引っかかっていたのですが、今回であっさり解決。
まさか、第1121小隊がワインの密造を行っていたとは。
クレハが「副業」と言いそうになったが、その直後に「本業は忘れて…」とリオが言ったことで勘付かれそうな気がする。
いや、カナタなら大丈夫かｗ

軍法会議では済まない話、専売法と税法違反も最高で国家反逆罪。
副業をカナタに知らせなかったのは、これ以上、密造に関わる人を増やさないで、情報が漏れるリスクを少なくするためかな？
今後、カナタに副業をやっていることがバレる時は来るのだろうか？

「イルカは人間も食べちゃうすっごい怖い動物だって言って諦めてもらいます！」
カナタの言葉からナオミさんが思いついた作戦が、あの茶番。
第1121小隊がすっごい怖い連中だということを見せつけて諦めてもらう。
それにしても、ノリノリなフィリシアとリオは面白かったなぁｗ

「見えない死神に襲われた街」
さすがに実際に見えない死神がいるというのは考えられないので、何かの比喩表現なのは確実。
自然災害、疫病、放射能や毒ガス辺りではないだろうか？

「誰かの生み出した偶然が、巡り巡って他人の人生を大きく変える事はあるのかも知れない。」
崖が崩れたのも、箱が見つかったのも、そして、リオが持っている鈴も…？
最後はうまく締めたなぁ。


▼次回、第7話 「蝉時雨・精霊流シ」

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