[アニメ感想] オオカミさんと七人の仲間たち 第7話 「おおかみさん地蔵さんとダブルデートする」

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ある日、誰かが勝手に自宅に侵入して、掃除をしたり料理をしたりしているようなので調べて欲しいと、
野球部の花咲仁さんが依頼をお願いしにやってきました。
早速部屋に隠しカメラを仕掛けて監視していたりんごさん達が見たものは、
なんとお堅いことで有名な地蔵亜美さんでした。理由を問い詰めると、
花咲さんから受けた恩のお礼を直接返すことができず、こっそりお世話をしていたとのこと。
見かねたりんごさんは地蔵さんとおおかみさんのダブルデートをプロデュースすることになりましたが!?

お淑やかな涼子もイイ！

久々更新。
気づけば３週間もブログを放置していたようで、楽しみにしていた方（いないだろうけど…）には申し訳ない。
毎日更新とまではいかないけど、以前のようにマイスペースに更新していこうと思います。
以下、オオカミさん７話の感想です。


涼子＆亮士と地蔵＆花咲でダブルデートをするお話。今回初登場の地蔵と花咲の話を中心に描くのかと思いきや、ほとんど放置で描かれたのは主役の２人。結果としてくっついたという描写があったが、やはりその過程も描いて欲しいところではある。まぁ、その話はまた今度描かれるかもしれないということなので期待しておこう。

さて、今回はダブルデートをするに至るまでの経緯が過去の話として描かれた。この話だけでAパートを描ける量があったのに、たったの数分間でまとめてしまったのは少々勿体無い気もする。が、これがこのオオカミさんという作品における１つのやり方だと感じる。なぜなら、第１にこの作品は皆さんご存知御伽話だからだ。

御伽話とは日本で古くから語り継がれてきた物語のことで、この作品の登場人物の元ネタにもなっている。そして、同じく御伽話を題材にした作品にまんが日本昔ばなしというのがある。これは本作とは違い忠実に御伽話を映像化しか作品であり、ナレーションを軸に物語を進めていた作品だったと記憶している。本作では過去の話（今回でいうと、アバンで描いた以前の話）がナレーションを多用して描かれた。ここに共通点があると思えます。そして、尺を稼ぐと同時に、うまく昔話っぽさを出しているなぁと思いました。本作のナレーションについてはネガティブな意見が多いように思えるけど、私はアリだと思っています。

第２に、主役を描きたいからだ。サブキャラはあくまでサブキャラでしか無く、主役の引き立て役となっている。サブキャラの物語を描く時間があるなら、それを削って主役の話を入れる。今回で言えば、涼子の記憶退行や羊飼との接触を入れ、急展開ヴォリュームの多い内容となっていた。今後も徹底的に主役の２人を掘り下げていくのだろう。

Aパートの最後で涼子の記憶が退行してしまうというまさかの展開。１３歳だった頃の涼子はお淑やかで、言葉遣いも丁寧だった。何が彼女をこんなにも変えてしまったのだろうか？記憶退行した涼子は亮二や林檎のことはわからなかったが、羊飼のことは知っていた。亮士みたいに「過去は関係ない」と言いたいところだけど、羊飼との関係は気になります。

絵コンテはとらドラ！、とある科学の超電磁砲などの監督を務めた長井龍雪。普段通りの涼子と記憶退行後の涼子の表情の描き分けの上手さは彼の絵コンテのおかげだろう。


▼次回、第8話 「おおかみさんとねずみの嫁探しとやっぱり豚はこういう扱い」

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