[アニメ感想] STAR DRIVER 輝きのタクト 第1話 「銀河美少年」

STAR DRIVER<スタードライバー>輝きのタクト 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray] (2011/01/26) 宮野真守早見沙織 商品詳細を見る

日本南方に浮かぶ島・南十字島。この島に住む少女、アゲマキ・ワコとその許婚であるシンドウ・スガタは、ある夜海辺に一人の少年が流れ着いているのを発見する。
少年の名はツナシ・タクト。
「すごい事、やりにきた」と言うその少年は、島の学校『南十字学園高等部』に入学するため、なんと本土より身一つで泳いで来たという。青い空と青い海を背景に、持ち前の快活な性格で順調に学園生活一日目をスタートさせるタクト。だがその夜、怪しげな仮面をつけた何者かたちがワコを襲撃。
それを助けようとしたタクト共々、島の地下遺跡へと連れ去っていってしまう。

さぁ、みんなも一緒に！＼綺羅星☆！！／

ボンズのオリジナルロボットアニメで、謎な設定も多く、音楽も作品テーマに絡んでいるかもしれない。
以上のことから名作「ラーゼフォン」を思い出した。

放送前から＼綺羅星☆！／というワードをTwitterのタイムラインでよくみかけたのだが、この作品のことだったのか。
唐突に出てきた「綺羅星☆」という挨拶は話題性抜群ですよ。
これで視聴者にインパクトを与え、その後にOPを持ってくるという構成は見事でした。
そして、このOPがまたカッコ良いんだ！
１カットで横スクロールするだけととてもシンプルな映像なのに、今までこういうOPは見たことがなかったのでとても新鮮でした。
このOPにおいてモーション設計という役職で仕事をしている田中宏紀だが、タクトの動きを文字通り設計しているのだろう。
後半の戦闘シーン辺りでも大活躍してるし、それ以外にも４カットほど担当しているらしい。
そのうちの１つはアバン３カット目のワコの髪や服がよく動くところだろう。

あと、上手いと思ったのは「銀河美少年」というサブタイトルが出てくるところ。
人工呼吸という人の命がかかっている行為をしているのに、影でその光景が描かれているせいで騎乗位をしているようにも見えるのでどこか背徳的でもある。
そして、背景には一面に広がる神秘的な銀河。
これらはこれから始まる物語を暗示しているのかもしれない。

主人公のタクトが前向きであるというのも好印象。
目が覚めた時に、「ここはどこ？」ではなく、「着いたんだ。僕の新しいステージに！」と言った時点でこいつはヤルなと感づいたが、それは間違っていないようだ。

話は、地下にある「サイバディ」と呼ばれる２０体の像を巡って、仮面を被った怪しい綺羅星☆軍団（綺羅星十字軍）と島に４人いる巫女たちやタクトが争いあうって感じなのかな。
綺羅星十字軍の目的は巫女の封印を解いた先にある何かだろう。
巫女やタクトにも色々と秘密がありそうでこの後のことを考えるにはまだ時期早尚かもしれない。
ワコは冒頭でタクトの存在を匂いで察知してみせた。これが皆水の巫女の力なのか？

第１話最大の見せ場であるタクトとレイジングブルの戦いは、作画的には田中宏紀 vs 中村豊ですねｗ
ここでは画面右側にタクト、左側にレイジングブルという構図が基本にあって、倒したときにはタクトのバックでレイジングブルが爆発するという正にヒーローな感じに仕上がっている。
「颯爽登場！銀河美少年！」
いきなり始まる変身シーンではしばらく笑いが止まらなかったｗｗ
よくわからんが、サイバディに乗り込んだら第３段階らしい。

最近、田中宏紀の名前を見る頻度が減ったなーと思っていたけど、この作品に注力しているみたいですね。
「ストライクウィッチーズ２」の最終話にノンクレジットで参加してたみたいだけど、ボンズに締め出されてるのかな？
でも、これだけ活躍してくれるなら最近見なかった分、さらに活躍してくれるでしょう。
２原に倉島亜由美って贅沢な使い方だなーおいｗ

話はまだまだ始まったばかりで、今回提示された謎も多い。
これからが楽しみです！


▼次回、第2話 「綺羅星十字団の挑戦」

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