[アニメ感想] 魔法少女まどか☆マギカ 第4話 「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

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ホント、ユメもキボーもありゃしない。。。

アニメ感想再開しますー。
オリジナル作品ということで、今期でも最も話題性のある今作。
前回、マミさんが魔女に文字通り喰われてしまうという衝撃の展開をやったことで、関西、関東における放送後の反響はついったーを見ていても凄まじいものだと感じました。
この後、どう話が進んでいくかが楽しみで、この１週間が長く感じてしまったｗ
さて、前書きはこれぐらいにして感想を。

魔法少女になるという決断をする寸前にまできていたまどかとさやかにとって、マミさんが殺されるシーンはあまりにも衝撃的だった。
「それを見た後でも、魔法少女になる気があるか？」
というのが今回のテーマに思えました。


さやかが気にしていたことは、願い事で上條君の体の不自由が治ったとして、彼がそれをどう思うか？ということ。
お節介だと思われるかもしれない。
しかし、本当にお節介だったのは、好きだからと思って音楽のCDを買ってあげていたこと。
医者にも治らないと言われたことで、上條君の中で今まで心のなかで溜め込んでいたものが爆発。
CDプレーヤーを壊す痛々しい姿を見てしまったこと、奇跡か魔法でしか治らないと言われたことで、一気にさやかの決断は進んだんだろう。

上條くんの不自由を治すことを願い事にして魔法少女になるという展開は、前回でもそれを臭わせていたので、まぁ予想通りではあるんだけど、その過程も上手く描かれていたなぁと。
次は、上條君が望んでいた満足な体になったことをどう思うかが鍵ですね。


一方のまどかはというと…。
前回の時点では全く願い事が無かったわけだけど、マミさんが死んだことで、復活させることを願い事にするのかなぁと思っていた。
今回、まどかがマミさんの家に１人で行ったりして、そうなることを臭わせる描写はあったけど、まだ魔法少女になるのは先になりそう。
その願い事も何になるかはまだ予想できないかなぁ。
さやかが魔法少女になったことで、そのさやかがピンチになったときに魔法少女になることを決心するんじゃないかなぁ。

今回のまどかは、絶望に打ちひしがれている様子を丸々１話を使って描かれた。
その描き方も見事なもので、特に魔女とは関係の無い家族と一緒にいるときにまで泣くシーンは、見ている方まで悲しくなってきた。
軽い好奇心で普通とは違う世界に来てしまったまどか。
この家族との団欒という普通の世界が対比として上手く機能していることが今作の最も上手い点だと思う。
「生きていること」、楽しい時間を過ごせて、美味しいものを食べれる幸せで「生」を感じるなんて、泣けてくずじゃないか。。。
BGMは単音を用いた曲が多く使われており、風のSEも多い印象を受けたけど、これも上手い絶望の演出だなぁと。
あとは、集団自殺のシーンを挟んだのもね。


後半、まどかが魔女世界に連れ込まれたときのキャラクターと背景を上手く同居させた画面演出は見事だった。
今までは、劇団イヌカレーが描く背景にキャラクターの絵がそのまま描かれていて、画面がごちゃごちゃしていて見にくいと思っていた。
もちろん、これも演出で、魔女世界が異空間であるということを上手く描いているのだろうけど…。
それが、今回はキャラクターの輪郭線を描かず、キャラクターを歪ませたりすることで、どこかゲームのような絵になっていた。
これは、まどかの「バチが当たっちゃったんだ…。」というセリフからわかるように、まどかのキャラクターそのものがブレてしまっている様子を描いているのかもしれない。
さやかが助けに入ることで、キャラクターの絵が普段通りに戻る。
もちろん、絵だけでもなく、まどかも普段通りに戻る。


一時的だとは思われるが魔法少女にならないという決断をしたまどか。
この決断をしたことでほむらと少し近づいたけど、次はさやかが魔法少女になったことでまた距離は遠のいただろう。
また、新キャラ（CV.あいぽん）も出てきて、このキャラとも対立することになりそう。
さぁ、次の犠牲者は誰だ？（え


▼次回、第5話「後悔なんて、あるわけない」

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